柏友会病院
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■■ 糖尿病 ■■

■糖尿病って、どんな病気

  放置すると、血管が詰まる病気です。心筋梗塞や、脳梗塞になりやすくなります。
  進行した状態では、失明したり、腎不全となり透析が必要になります。

■インスリンて何?

  すい臓という内臓の中の細胞から出されるホルモンの名前です。
  血液中の糖分が、体の中の全ての細胞に取り込まれる時、必要となるホルモンです。
  インスリン量が少なかったり、細胞のインスリンに対する反応が弱い時に
  糖尿病となります。

■インスリンが少なかったり、働かなかったら、どうなるの?

  糖が細胞内に入れない為に、血管内が糖でドロドロになり、詰まりやすくなります。
  また、細胞の中に糖分を取り込めず、体は栄養不足になり、力が出ません。

■適正な体重は?

  (1)身長から、適正体重を知る。 身長(m)×身長(m)×22=標準体重
   たとえば、1m70cmの方なら 1.7 ×1.7×22 = 63.58 63.58kg が適正体重となります。
   次に、肥満度を調べましょう。
  (2) 体重と身長から、計算します。
   肥満度をBMI(Body Mass Index)値=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))で求めます。
   例えば、1m70cmで体重が75kgの方なら 75÷(1.7×1.7)=25.95 BMI値は25.95
   一般的にはBMI値が25を超えると危険信号といわれています。
   また、やせすぎ(BMI値が18.5以下)もよくありません。

■適正な摂取カロリーは?

  まず、標準体重を求めましょう。
  次に、自らの身体活動量を下の表から選びます。

  軽労作(デスクワーク主体、主婦など)・・・25〜30kcal

  普通の労作(立ち仕事が多い作業)・・・30〜35kcal

  重い労作(力仕事の多い職業)・・・35kcal〜

  適正摂取カロリー=標準体重×身体活動量

■運動療法について

   糖尿病に効果的な運動は食後1時間〜1時間半後の有酸素運動とされています。
  ジョギングもいいですが、ウォーキングも効果的です。1週間に3回以上取り入れましょう。
   また、特別に運動する時間を作らなくても、日ごろの生活の中に、「歩く」「登る」動作を
  増やすだけでも違ってきます。

  (ただし、空腹時血糖値が250mg/dl以上、尿ケトン体陽性、眼底出血、腎不全、
   虚血性心疾患、関節疾患のある場合は制限する必要があります。かかりつけの
   医師にご相談ください。)

■治療の時期について

  早期発見、早期治療が、よりよい結果を生みます。重症化を未然に食い止め、
  心筋梗塞、脳梗塞、失明、腎不全を防いでくれます。まずは、近くのかかりつけ医に、
  ご相談ください。